楽天・森、厳しい自己評価も仙さん期待
「オープン戦、ヤクルト4‐7楽天」(22日、浦添)
厳しい自己評価とは裏腹に、指揮官から次戦を待望された。先発の2年目左腕、楽天・森が2回1失点。課題は露呈したものの、期待のドラフト1位としての光る部分も見せつけた。
先頭の山田に中前打を許すと、続く上田に四球。川端を二ゴロ併殺に仕留めたが、2死三塁で迎えた主砲のバレンティンには四球。「内側を攻めたけど、きわどい部分は振ってくれなかった」と、昨年60本塁打の大砲の脅威を感じ取った。
そして二回には下位打線の飯原から3連打で失点。3四球、4安打という内容に「満足していない。指にかかったボールは、何球かしかなかった」と険しい表情で振り返った。
それでも最速は146キロを計測。星野監督は「次も見たいか?」との問いに「その通り」。昨季1軍登板なしという若武者の奮闘ぶりに笑顔を見せつつ、次回登板を明言した。
次戦は3月1日のオープン戦・ソフトバンク戦先発が最有力。地元、福岡だ。「次があるのであれば、初回の立ち上がりを意識したい」。育った地で、進化を見せたい。