SB快勝 7番・柳田がグランドスラム
「オープン戦、ソフトバンク8‐1西武」(22日、宮崎)
新加入の李大浩でもない。内川や長谷川でもない。ソフトバンクが11安打、8得点の快勝。口火を切ったのは下位打線だった。三回、8番・鶴岡の中前打を皮切りに、本多がつなぎ、1番・中村が先制打。「どこからでもチャンスをつくれ、点が取れるようになれば相手に重圧をかけられる」。藤井打撃コーチはうなずいた。
五回は柳田が満塁本塁打。昨季4番で10試合にスタメン出場した若きスラッガーは、この日7番に座り「いい打者が多いので自分の打撃に集中できる」と自慢のパワーを白球にぶつけた。
「打たないよりは打った方がいい」と、秋山監督の顔も自然とほころんだ。厚みを増した打線が同一リーグの西武相手に前評判通りの得点力の高さを見せつけた。