オリT岡田1号!上昇兆し3安打3打点
「練習試合、ヤクルト8‐0オリックス」(23日、浦添)
オリックス・T‐岡田外野手(26)がヤクルトとの練習試合に5番・一塁で先発出場し、六回1死から対外試合1号のソロ本塁打を放った。
カウント1‐1。変化球にバットを振り抜くと、鋭い打球が右中間席へ。「いいものが出始めている。打ちたい球を一発ではじくことができた」と手応え十分だ。
前日は初のオープン戦・中日戦に途中出場し2打数1安打1打点。上昇の兆しをみせていたが、この日は早くも一発が飛び出した。
今キャンプは確実に打点を稼ぐことを意識。最多本塁打のタイトルを取った2010年とは「スイングもタイミングも違う。新しいもの」とスタイルを変えた。それだけに価値ある本塁打となった。
初回には2死一、三塁で左前へ先制適時打。「追い込まれてから打ち、いい結果になった」と勢いをつけると、三回の第2打席は一塁へのゴロがバレンティンのタイムリーエラーを誘った。七回にも二塁内野安打で走者をかえし、4打数3安打3打点とアピールした。
オフから体を絞り、体重は6キロ減の98キロ。キャンプでは長内打撃コーチと個人練習を続けた。その成果が出ている。「この1年は自分の野球人生にとって大事な年になる」。実戦で、新たな一歩を踏み出した。