西武・脇谷、2ラン含む3安打で存在感
「オープン戦、ソフトバンク5‐8西武」(23日、アイビー)
FAで巨人に移籍した片岡の人的補償で加入した西武・脇谷が猛アピールした。1番・三塁で先発出場し、2ランを含む3安打3打点。「盆と正月とクリスマスが一緒に来た感じ」と話すと、頬が緩んだ。
四回無死二塁で、左腕のオセゲラが投じた初球の真っすぐを右翼芝生席にたたき込んだ。昨季まで通算12本塁打ながら、パンチ力を証明した。「うまく打球が上がってくれた」。初回は新垣から右中間三塁打、二回無死三塁では中前適時打。快音を連発した。
伊原監督は「真っすぐにめっぽう強い。今はスーパーサブ的な感じ」と目を細めた。三塁は新外国人のランサムが入る予定だが、脇谷は控えに甘んじるつもりはない。「いいアピールになったかな」と話した。
この試合で、初めて歴代背番号「7」の応援歌、ウルトラセブンのテーマも流れた。松井(現楽天)や片岡の伝統を引き継いだレオの新セブンが、強烈な存在感を示した。