Gドラ1小林初マルチで開幕1軍見えた
「練習試合、巨人1-4広島」(26日、沖セル)
巨人のドラフト1位・小林誠司捕手(24)=日本生命=が先発出場し、初のマルチ安打を記録した。2打数2安打で実戦での打率は・364に浮上。目標の開幕1軍が見えてきた。
キャンプ最後の実戦で成長の足跡を残した。1点を追う三回無死二塁。左前打を放って坂本の同点犠飛につなげ、五回は先頭打者として中前に鋭い当たりを飛ばした。第2打席は初球を打ち「常に積極的にいこうと思っている」とはにかんだ。
課題とされてきた打撃でのアピールに首脳陣の評価も上昇。川相ヘッドは「守備とかやることが多い中で、打席では開き直ってカチーンといく。いいものを持っている」とうなずいた。
シーズンが始まれば阿部が当然レギュラーを務めるが、原監督は「大きな可能性を持っている」とその存在を認めた。“ポスト阿部”の座をかけた開幕1軍争いから、ドラ1ルーキーが頭ひとつ抜け出した。