キヨシ走塁革命だ!走るDeNAに変身
「DeNA春季キャンプ」(26日、宜野湾)
DeNAの中畑清監督(60)が26日、走塁改革を宣言した。「今年は1つでも先の塁を積極的に狙うことを意識させたい」と機動力をテーマに掲げた。
俊足選手をそろえながら、昨季の盗塁数54は12球団最低。「やっても失敗する。足が速いだけじゃだめなんだ。盗塁は塁を盗む術だから」と技術レベルの低さを問題視した。
改革に着手している。蓬莱外野守備走塁コーチは「減速しないようにスライディングをベース手前ですること。配球を読むこと」と課題を挙げた。外国人を除く野手全員が“速いスライディング”を反復練習している。
改革は進行しつつある。チームは実戦7試合中5盗塁。22日の巨人戦では一走として次打者の左前打で三塁を陥れた梶谷は「どんどん走って、タイミングをつかみたい」と意欲的だ。
中畑監督は「外国人以外は全員走る能力はある。成功率を上げたいね」。リーグ屈指の攻撃力に走塁改革が実現すれば鬼に金棒。打って走って点を取る。