ハム佑3回0封で開幕ローテに手応え
「練習試合、日本ハム6‐3LG」(27日、名護)
日本ハムの斎藤佑樹投手(25)が登板し、3回を1安打無失点。先発ローテ入りへ大きく前進した。
佑ちゃんがまた株を上げた。六回から登板。いきなり2四球を与えたが、七回は本来のリズムが戻った。この回を3人で抑えると、八回1死から、直球で見逃し三振を奪い、次打者にはスライダーで空振り三振を奪った。
これまで、垂れると表された直球はなく、最速は142キロをマーク。「四球を出して反省ですけど、思ったような投球ができた。かなり順調にきてます」。連続四球を出したことで先発当確は持ち越しとなったが、今後への手応えはつかんだ。
実戦で安定した投球が続く。4試合で計9回を2失点。昨年痛めた右肩関節唇も問題なく投げ込んだ成果だ。「去年に比べても、1年目、おととしと比べてもかなりいい」。プロ4年目で一番の手応えをつかんだキャンプとなった。
次回は3月5日の巨人戦(札幌ド)先発に決まった。「自信を持って札幌に行けます」。厚沢投手コーチは「(ローテに)近づいてるね。今の勢いのあるボールで巨人を抑えてほしい」と期待した。好調右腕が強力打線を抑え、開幕ローテに当確ランプをともす。