キヨシDeNA投手王国の予感?
「オープン戦、オリックス3-5DeNA」(4日、京セラ)
発した言葉と表情が、全く正反対だった。DeNA・中畑監督は「悩みは大きくなるよ」と言いながら笑いが止まらない。「先発陣が答えを出し続けてくれると、(ローテ投手)6人に絞るのが難しい」。笑顔で悩みを打ち明けた。
もしかして、先発投手王国?この日は尚成が3回1失点。三浦は立ち上がりの失点を、きっちり修正。1回無失点の久保は「球数的なものもあったので」と実戦感覚を増やすため、故意に四球を出すほどの余裕。ベテラン3人が答えを出した。
万年先発不足は、過去の話。実戦で加賀が9回無失点、加賀美が12回1失点。2年目の井納、三嶋、新外国人モスコーソに新人柿田、三上。ベテラン3人を加えて先発候補は10人。指揮官は「一生懸命考えて最善の選択をする」と目を細めた。
「オープン戦といえども防御率にこだわりたい。2点台を目指す」と言う。投手陣が踏ん張ってここまで3勝1敗。「今年目指している野球で勝利に結びついている。だから優勝宣言できるんだ」。うれしい悩みを解決して、勝ちにつなげる。