オリ新人の吉田一&東明がW無失点投球
「オープン戦、オリックス3‐5DeNA」(4日、京セラ)
オリックスの即戦力右腕2人が上々の対外試合デビューを飾った。ドラフト1位・吉田一(JR東日本)は四回に登板し、1回1安打無失点。後を受けた2位・東明(富士重工)も、1回無安打無失点に抑えた。
まず実力の片りんを見せたのは吉田一だ。球速こそ140キロ前後にとどまったが、際だったのがコントロールの良さ。191センチの長身から丁寧に低めに集め「しっかりコーナーや高さを突けば、抑えられると感じた」と手ごたえを口にした。
続く東明は2三振を奪ってみせた。3人目の梶谷への初球はカーブ。「練習で1球も入らなかった」というボールでストライクを取ると、最後は直球で空振り三振。「ここまで抑えられると思わなかった」とはにかんだ。
森脇監督は2人の起用法については「まだまだこれから」と様子見。次回登板では、2イニング以上を投げさせる方針だ。指揮官が「順調にいけば」と開幕1軍の期待をかける若手から目が離せない。