佑ちゃん4回3失点に栗山監督だめ出し
「オープン戦、日本ハム4─6巨人」(5日、札幌ド)
課題が浮き彫りとなった。日本ハム・斎藤が4回を投げ、5安打3失点。目標の開幕ローテ入りをたぐり寄せることができず「トータル3点を取られ、悔しい。今日は足踏みという感じです」と反省した。
一回の坂本の中前打、三回のアンダーソンの中越え二塁打など、甘く入った直球を痛打される場面が目立った。「真っすぐが課題。今日は悪いところが出た」。最速は143キロと球威がないだけに、生命線の制球がわずかでも狂うと苦しい。
現時点で開幕ローテ争いの5、6番手に位置する。だが、高卒3年目の上沢が、4日の巨人戦で3回無失点の好投。ライバルの追い上げもあり、斎藤は当落線上にいる状況だ。
巨人戦の登板は、12年11月1日の日本シリーズ第5戦以来。強力打線との再戦で結果が欲しかったが、栗山監督も「ダメでしたね。足踏みと言うか…。300メートルくらい後退した感じ」と苦笑いを浮かべた。
それでも、本人に焦る様子はない。この試合前までの実戦は、4試合に登板して9回2失点と結果を残してきただけに「修正点が見つかって良かった。(開幕ローテに)決まっているピッチャーもいるが、必死にくらいつき、持てるものを出したい」と前を向いた。