DeNA久保 本拠地開幕G戦先発浮上
「オープン戦、DeNA3‐3ソフトバンク」(9日、横浜)
強力打線を笑顔で料理した。DeNAの久保がソフトバンクを相手に4回0封。笑みを浮かべながらの好投に、「笑顔がいいのか悪いのか。あれでパフォーマンスが上がるなら、引き続きやっていきたい」と、やはり笑顔で話した。
いろんな笑顔があった。「何かをやろうとしてできた、できなかったがある。それで苦笑いにもなる」。三回2死二、三塁、内川を右飛に仕留めた場面。会心の笑顔と思いきや「引っかけてゴロを打たせようとした。打ち方がうまい」。実はここは苦笑いだった。
絶妙の制球とコンビネーションを中畑監督は「大人の投球。同じ球種でも緩急をつけていた」と笑顔で絶賛。「開幕といってもいろいろある。ここは失投が許されない(狭い)球場だからな」。本拠地“開幕”の4・1巨人戦先発に急浮上だ。
昨季28勝40敗で12の借金をつくった本拠地。2年で9勝35敗4分けと大敗した巨人戦。そんなデータも久保には無関係。「打球を上げさせない技術力が大事」とテーマを掲げる。天敵退治で、横浜に笑顔を届けるはずだ。