「オープン戦、オリックス２-３日本ハム」（９日、姫路）

　新装こけら落としの姫路球場で、地元出身のオリックス・松葉が４回４安打１失点、３奪三振と踏ん張った。念願の開幕ローテへ前進した。

　初回、先頭の陽岱鋼に左前打、１死二塁で小谷野に中前打を許し１点を先制された。しかし二回以降は走者を背負っても粘りを発揮。「力を入れずに投手有利のカウントをつくれて、いいリズムで投げられた」と振り返った。前回登板の２日・ロッテ戦は３回５失点。「変化球でカウントを取れなかった」という課題を修正した。

　東洋大姫路時代は控え投手で、試合は外野手で出場していた。自身初の姫路球場登板に「新しくなった姫路のマウンドに立ててうれしい」と高校球児のように喜びを表した。

　「開幕ローテに入りたい。生き残りをかけてマウンドに上がった」と、地元で勝負をかけた一戦。森脇監督は「今までにないものをみせた」と評価を上げ、高山投手コーチも「ツーシームを使えたのが自信になるのでは」と話した。