谷繁監督も限界 不振の高橋周を2軍へ
「練習試合、広島1‐1中日」(10日、マツダ)
わずか3安打という貧打で終わった広島との練習試合後、中日・谷繁元信兼任監督(43)が高橋周の2軍行きを明言した。
「きょう落とします。そろそろ手を打たないといけない時期だと思うんで」
高橋周の遊撃プランは谷繁新体制の目玉になるはずだった。昨年までのレギュラーだった井端の巨人移籍もあって昨秋に遊撃に転向させると、春季キャンプでは徹底的に鍛えた。オープン戦では全7試合で先発起用。だが、ここまで19打数2安打の打率・105。12日からは残り9試合すべてがドーム球場、本番モードに突入する。我慢の限界だった。
「チャンスをもらったのに生かせなかった自分のせい。悪いところは分かっているのに打席では表現できませんでした」と高橋周は唇をかんだ。