T岡田、開幕4番へ1号特大2ラン
「オープン戦、オリックス3‐7広島」(11日、京セラ)
オリックスのT‐岡田が初回、野村から特大の先制2ランを放った。オープン戦チーム第1号は、自身3年ぶりの開幕4番に向けて大いにアピールする一発となった。
「完璧でした」と自画自賛した打球は、右翼席最上段に着弾した。ペーニャが右脇腹痛で別メニュー調整が続いており、開幕戦の4番は未定。「4番への思いはもちろんある。失った信頼を取り戻したい」と力強く話した。
昨季はわずか4本塁打。復活を期して、104キロから98キロに減量してキャンプに臨んだ。2月3日の紅白戦と、同23日の練習試合・ヤクルト戦で本塁打。出だしは順調だったが、最近は調子を落とし、この試合まで4試合無安打と不振にあえいでいた。
立ち直るきっかけになったのは、長内打撃コーチの指導。「しっかりタイミングを取れていなかった。トップに入るのが遅れていた」。課題を修正し、すぐに結果を出した。
2打席目は中前にはじき返し、オープン戦初のマルチ安打を記録した。かつての本塁打王が眠りから覚めようとしている。