星野楽天7連勝!外野手争い過熱
「オープン戦、オリックス5-8楽天」(12日、京セラ)
内なる競争が、チームに活気を与えている。星野楽天が榎本、牧田の本塁打などで快勝し、オープン戦7連勝。星野監督は「外野手の争いがいい方向に出ているか」という質問に「そうだな」とうれしそうにうなずいた。
まずは初回、榎本が初球を振り抜いて右越えに先頭打者弾。「少し詰まったけど、体がうまく反応できた」と笑顔で振り返った。牧田は五回無死から右越えに2ラン。「手応えバッチリ。右方向に本塁打が出るということは調子がいい証拠」と笑った。
この日はレギュラーが有力視される岡島、聖沢が休養。その間に結果が出たことは、首脳陣にとってはうれしい悩みだ。「チームの中で競争がないとダメ。外野手は少しずつそれが出てきた」と語る闘将。実績のある選手は少ないが、確実に成長の手応えを感じている。
打線は9安打で8得点。チャンスにキッチリ打てていることの証明だ。ここまでは好調のチーム。集中力を切らさず、開幕まで突っ走る。