強風で試合中止…仙さん「初めてだよ」

 「オープン戦、ロッテ(ノーゲーム)楽天」(18日、QVC)

 いきなり試合が終わった。一回途中、楽天・辛島が里崎に四球を与えた直後、球審が「これ以上の試合続行は危険」と、試合中断もすることなく、試合を止めた。試合時間41分。風速14メートル。超がつくほどの強風が、QVCマリンに吹き荒れた。

 相手先発の涌井は、投球練習でも足を上げるとふらついた。ボールを投げたら帽子が三塁方向に吹っ飛ぶなど、明らかに苦戦している様子。涌井より一回り小さい楽天先発の辛島はなおさらだ。「何ともならない。外から曲げようとすると曲がらないし、中から曲げようとすると曲がりすぎる。すごく難しかった」とため息だった。

 星野監督は「こんなの初めてだよ…」と苦笑い。「バランス崩れて死球とかは危ないしな」とやむなしと捉えた。だが、記録に残らないとはいえ長打3本、2四球で3失点した辛島には「打たれても工夫せなあかん。シーズンでもやってるかもしれないんだから」と、悪条件の中でも結果を求めた。

 闘将はさらに愚痴をこぼした。「それよりお前、こんな早く横浜に移動させられて、何して過ごせばええんや…」。まさに風のように去っていった、星野楽天なのであった。

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