Mクルーズ“守備の人”がOP戦初弾
「オープン戦、ロッテ3‐4阪神」(19日、QVC)
期待されていなかったバットから快音が響いた。ロッテの新外国人クルーズが四回、右越え2ラン。内野ならどこでもこなす“守備の人”がオープン戦初アーチを放った。
昨季所属した米大リーグ・ヤンキースではジーターの代役も務めたほど守備力は高く、ロッテでも遊撃の定位置は確実視されていた。だが、この日の試合前まで打率・154と打撃はからっきし。だがこの一発で、首脳陣も胸をなで下ろした。
4番・三塁の今江が左ふくらはぎ痛で2軍調整中。伊東監督は「最悪の場合、開幕に間に合わないかもしれない」と話した。クルーズが開幕三塁に入る可能性が高くなった。
佐藤内野守備走塁コーチが「三塁にするのはもったいないくらい」と話すほどの名手。打撃でも活躍してくれれば、言うことはない。