G原監督構想は開幕1番・片岡も
巨人・原辰徳監督(55)が、28日の阪神との開幕戦(東京ドーム)で、西武からFA移籍した片岡を1番で起用するプランを明かした。
片岡の起用法を問われた指揮官は「出塁率も打率もすべていいし、その分、(坂本)勇人がやや精彩を欠いている。本来なら勇人が1番、2番・片岡がいいけど、あれだけ差がついてしまうと、その逆も考えなくてはいけないかな」と話した。
オープン戦の打率は片岡の・316に対し、坂本は・238。出塁率は片岡の・395に対し坂本は・283で、ともに片岡が1割近く上回っている。坂本の復調が一番だが、現状では片岡の1番が最善といえる。
片岡自身、1番は慣れ親しんだ打順で「後ろのバッターが強力なので、いいリズムでつないでいくことが最高だと思います」と前向きに話した。片岡が1番に入る場合の2番打者は、原監督が「その逆」と言った坂本だけではなく、小技が光る松本哲や橋本を2番に据え、坂本が下位打線に入ることもあり得そうだ。
オープン戦は残り3試合。21日のDeNA戦(東京ドーム)は坂本、片岡の並びでスタートするが、最後の最後まで最善の打順を模索していく。