G杉内5回0封「去年より手応えある」

 「オープン戦、巨人7-3DeNA」(21日、東京ド)

 淡々とした口調に、手応えが宿っていた。巨人・杉内がオープン戦最終登板で5回1安打無失点。初回先頭の石川に安打を許しただけで、二回以降はスキを見せなかった。オープン戦で初めて得点を許さずにマウンドを降り「いいイメージで開幕を迎えたかったので良かったです」と汗をぬぐった。

 この試合から「ボールの角度をつけたかった」と、プレート板の踏む位置を中央から昨季までの一塁側に戻した。「調子の悪い時や体にキレがない時は真ん中に立つけど、端が理想」と話す。開幕を翌週に控え、いよいよ理想型に近づいてきたといえる。

 二回から四回にかけては5者連続三振も奪った。「狙って三振が取れたのが良かった」と振り返り、「真っすぐの走りもスライダーのキレも去年より手応えがある」と話した。今季初の本拠地マウンドで結果を残した左腕に原監督は「良かったと思いますね」と目を細め、川口投手総合コーチは「去年よりもいい」と評価した。

 杉内は中7日で29日の阪神との開幕2戦目の登板が有力。気持ちの高まり具合を問われ「若いころだったらあったんでしょうけど、まだないですね」と苦笑い。阪神戦通算11勝(3敗)の虎キラーは最後まで冷静沈着だった。

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