燕のライアン小川、開幕不安5失点

 「オープン戦、ヤクルト4-5日本ハム」(21日、神宮)

 自身初の開幕投手に決まっているヤクルト・小川が開幕前最後の先発で6回7安打5失点(自責点3)。7失点だった楽天戦(15日)に続き、2試合連続で失点し不安を残したが「あれこれ考えてもしょうがない。自分を信じて体と心のコンディションを整え、1日1日全力で準備したい」と切り替え、前を向いた。

 二回1死から連打と四球で満塁のピンチを招くと、岡に右前打であっさり失点。味方の失策でさらに2失点する不運もあったが「あの四球が一番いけなかったところ。走者を気にして投げ急いだかも」と、猛省した。

 だが「悪いなりにどう攻めるか、どう打ち取るか考えながら投げられたのは良かったと思う」などと、課題を収穫に変えていけるのは小川の強み。直球とフォークが悪いと気づくと、三回以降はスライダー、シュートを軸に組み立てを変え、試合を立て直した。「もっと早いうちに、いい球、悪い球を把握するようにしないと」と課題を挙げたが、これも開幕までには血肉にするはずだ。

 これまで開幕投手については明言を避けてきた小川監督だが「泣いても笑っても、もう開幕で投げるしかない」と初めて言及し、「いい状態で開幕を迎えられるよう、この1週間の練習で取り組んでほしい」とハッパを掛けていた。

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