楽天ドラ1松井が本拠地デビューリハ
楽天のドラフト1位・松井裕樹投手(18)=桐光学園=が、本拠地デビューの“予行演習”に臨む。
26日にコボスタ宮城で行われる社会人・日本製紙石巻との練習試合に登板することが22日、分かった。星野仙一監督(67)が、当初は仙台市内の2軍施設で行われる予定だった試合をコボスタ宮城に変更。本拠地デビューに向け、松井裕に最終調整させる。
杜の都の“プレデビュー戦”となる。星野監督が打ち明けた。「コボスタで松井(裕)は投げたことないんだし、投げさせなアカン」。26日に日本製紙石巻との練習試合に登板させることを明かした。先発は、4月1日の本拠地開幕・オリックス戦に投げる見込みの美馬が濃厚。松井裕は2番手になりそうだ。
練習試合に出場するのは2軍選手が主体で、仙台市内の2軍練習場で行われる予定だった。しかし星野監督が「せっかく1軍の練習の後で(球場が)空いているんだから、使えばいい」と命じた。松井裕に本拠地マウンドを経験させようという配慮。当日はバックネット裏や内野席を開放することも検討しており、実現すれば仙台のファンに松井裕をお披露目する場となる。
オープン戦通算16回を投げて2失点。最後の登板となったDeNA戦(横浜)では、自己最速150キロの直球を披露してスタンドを沸かせた。この日はナゴヤドームでブルペン入り。見守った星野監督も「まあまあだな」と順調な調整ぶりを明かした。
デビュー戦は4月2日、本拠地でのオリックス戦が最有力。26日の登板から中6日となる。本番を最高の状態で迎えるために、ゴールデンルーキーが一足早く本拠地のマウンドに立つ。