G大竹実戦4試合0封締め!さぁ虎退治
「オープン戦、巨人5‐5日本ハム」(23日、東京ド)
虎狩りへ準備万端だ。阪神との開幕3戦目での先発が濃厚な巨人・大竹が5回を2安打無失点。オープン戦最終登板を充実の内容で締めくくり「しっかり投げられて良かった」と笑みを浮かべた。
凡打の山を築いた。最速146キロの直球とカーブとの緩急に加え、生命線のシュートもさえわたり、二塁すら踏ませない完璧な投球を披露。「例年と比べたら状態はいいと思う」と胸を張った。
今月中旬には下半身の張りのため調整が遅れた。この日の5回が最長イニングで、65球での降板となったが「体力的には問題ない」ときっぱり。川口投手総合コーチも「(開幕は)大丈夫」と太鼓判を押した。
練習試合を含む実戦4試合、計12回1/3を無失点のまま開幕へ向かう。「あまり意識はしていない」と言うが、「点を取られないようにはやっていたので、いいようにとらえたい」とスタートダッシュの糧とするつもりだ。
目前に迫る新天地での開幕。「これから気持ちは高まってくると思います」と話し、伝統の一戦については「お客さんがいっぱいいて、盛り上がっている印象」と思いをはせた。広島からFA移籍後、スコアボードに「0」を刻み続ける男が虎の前に立ちはだかる。