初戦1安打完封の履正社・溝田は好調
第86回選抜高校野球大会(甲子園)は26日、天候不良により中止となった。
1回戦(対小山台)で九回1死まで無安打無得点、最終的に1安打完封勝利を挙げた履正社・溝田悠人投手(2年)は、引き続き好調をアピール。ボルテージは、雨天中止に邪魔されることなく“高値安定”を維持していた。
履正社グラウンドで40球の投球練習後、甲子園でストレッチを行った溝田は「昨日より、いい」と胸を張る。1安打完封にも「翌日には切り替わってました」。それでも高ぶるのは、翌日の第1試合で創成館を3安打完封した、駒大苫小牧・伊藤大の存在だ。「同じ『2年生で完封』ですから、意識はしています」と溝田は伊藤大との投げ合いを望む。
伊藤大の先発は確定しておらず、履正社にも2年生で競り合う永谷がいる。若い力が引っ張る強豪同士の激突は、センバツの行方を占う一戦となるはずだ。