原監督余裕…開幕ダッシュに固執せず
「巨人-阪神」(28日、東京ド)
巨人・原辰徳監督(55)が27日、自然体で阪神との開幕戦に臨む姿勢を示した。全体練習が行われた東京ドームで会見し「(開幕戦は)まだまだ途上でいいと思います。いるメンバーでベストの布陣で、(シーズンが進むにつれて)成長していくように戦っていきたい」と語った。
選手の状態を見極め、その時のベストオーダーを組む。それを繰り返し、チームを進化させていく。高橋由、井端といった経験豊富なベテランも控えており、バリエーションは豊富にある。
だから開幕ダッシュに固執することもない。「いいスタートを切ることに越したことはないでしょうけど。勝っても負けても、そこ(成長)に積み重ねられるような、そういうチームでいてほしい」。完璧なチームに「成長」させるつもりだ。
球団創設80周年を迎える今季、開幕戦の相手は阪神。「リーダーシップをとってきた巨人、阪神という中で、お客さん、ファンを魅了するようなスタートを切りたい」。その表情には自信が満ちあふれていた。