原Gが虎圧倒発進!開幕戦球団初4発
「巨人12‐4阪神」(28日、東京ド)
偉大なOBが見守る前で、自慢の強力打線が大爆発した。2リーグ制後では球団史上初となる開幕戦4発。巨人が球団創設80周年のメモリアルイヤーの船出をド派手に飾った。
一発ショーの口火を切ったのは、不振にあえいでいた坂本だった。四回2死無走者で能見の139キロ直球を中堅左に運んだ。オープン戦から数えて26打席ぶりの安打が自身通算100号のメモリアル弾となった。
チーム今季1号をきっかけに3安打の猛打賞。「開き直っていい時のタイミングをイメージして、試合の中で出せて良かった」とニッコリ。通算100号については「特に何とも思わない」としたが、「いい場面で1本が出て良かった。ホッとしてます」と話した。
解説席で松井秀喜氏が見守る前での一発。坂本は宮崎キャンプで打撃投手を務めた松井氏から12本の柵越えを放ち、松井氏をして「もともと力のある選手。何も心配していない」と評された。その大先輩の眼前で成長した姿を見せた。
原監督は「コンパクトに打った中で豪快に飛ばしたのは価値がある」と目尻を下げた。チームは先発全員の14安打12得点で虎を粉砕。リーグ3連覇の予感を漂わせるのに十分な破壊力の先頭に、復活した坂本が立ち続ける。