ソフトB4番・李大浩、天敵成瀬をKO
「ソフトバンク11‐5ロッテ」(28日、ヤフオクド)
新加入の4番が開幕からエンジン全開だ。同点の三回無死一、三塁、ソフトバンク・李大浩が成瀬のチェンジアップを捉えて中前へ。移籍後初の適時打で一時勝ち越しに成功した。「気分よく打席に入れた。チャンスで打てて良かった」。大歓声を浴び、塁上で手をたたいて喜びを爆発させた。
初回2死一塁で迎えた第1打席では、フルカウントからしぶとく右前に運ぶ移籍後初安打。好機を拡大し、長谷川の同点打につなげた。「いい投手だが、失投もある。それを狙っていく」。昨季チームが0勝3敗と苦戦した成瀬に、新助っ人が襲いかかった。
エース摂津が安定感を欠く中、オープン戦でチーム打率3割を超えた強力打線が救った。四回、内川がこの試合早くも3本目の安打で勝ち越し。五回も中村の適時二塁打などで2点を加え、成瀬をマウンドから引きずり下ろした。
七回は内川が自身初の開幕戦アーチとなる1号3ラン。八回は柳田に1号ソロも飛び出すなど猛打は止まらず、打ち勝った。