佑「悔しい」6回4失点で復活星お預け

 「日本ハム0‐5オリックス」(29日、札幌ド)

 2012年6月以来の復活星はお預けとなった。日本ハム・斎藤佑の今季初登板は6回を9安打4失点。「もっと粘りたかった。本当に悔しいです」と唇をかみしめた。

 右肩関節唇損傷からの再起を懸けたマウンド。肩の不安はなく、思い切り腕を振ることができた。初回1死三塁。144キロ直球で糸井のバットを折り投ゴロ。上々のスタートを切ったが、五回にその糸井に右翼最上段へ特大アーチを浴びた。直球は最速145キロをマークも、甘く入った球を次々に痛打された。

 開幕戦は劇的なサヨナラ勝利。栗山監督は「(斎藤佑が)勝つとプラスアルファになる」と期待を寄せ、本人も試合の重要性を分かっていただけに「チームの流れをいい形にできなかった」と申し訳なさそうに振り返った。

 登板間隔があくため30日にも出場選手登録を抹消され、2軍で調整する。次回登板は4月8日以降の見込み。試合後に投球の映像を見返した斎藤佑は「反省をしっかり生かす」と決意新たに出直しを誓った。

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