ロッテに“魔の六回”痛い連敗スタート
「ソフトバンク5‐2ロッテ」(29日、ヤフオク)
“魔の六回”で、万事休した。逆転に成功したのもつかの間、一気の5連打で瞬く間に打ち砕かれた。伊東ロッテが、痛い連敗スタートだ。
五回までは緩急で手玉に取っていた唐川が、六回に沈む。「相手がどんどん打ちに来るところに、ストライクを取ろうとして打たれた」。強力打線の格好の餌食となった右腕は一気に飲み込まれた。
逆転した直後だけに、落胆の色は濃かった。前夜も、五回持たずに降板した成瀬が、味方の援護の直後に失点。それだけに、伊東監督は「(点を)取った次のイニングで取られる」とため息。これまで六回につかまるケースが多かった唐川についても「(交代を)迷ったけど…。今年ずっと良かったし、カベを打ち破ってもらわないといけないし」と期待を込めたが、それもかなわなかった。
「まだ2試合だけど、ズルズルいかないようにしないと」。そう言って、口を真一文字に結んだ伊東監督。30日の先発はドラフト1位・石川(東京ガス)。ルーキー右腕に連敗ストップを託す。