谷繁竜“オレに代打”も実らず開幕連敗
「中日1‐6広島」(29日、ナゴド)
試合終了を見届けた中日・谷繁兼任監督は、険しい表情で一塁ダッグアウト裏に消えた。よもやの開幕連敗。広島の新人・九里に六回まで最少得点では勝機は見いだせなかった。
打つべき手は打つ。そんな采配を見せたのが2点を追う八回だった。先頭の自分に代えて「代打・小笠原」を選択。『オレに代打』決断した。
「それはチームが勝つために普通に考えただけです。その試合、その試合でベストを尽くしていく」。得点は生まれなかったが、小笠原、ゴメスの代打陣を投入し、戦う姿勢は見せた。
「連勝もあれば連敗もある。明日、1つ取りたいね」。谷繁兼任監督はショックを引きずることなく、開幕3戦目での今季初勝利に全力を注ぐ。