楽天3連勝発進に仙さん「考えられん」
「西武1‐7楽天」(30日、西武ド)
星野楽天が最高のスタートを切った。球団としては野村監督時代の2009年以来で、星野監督としては阪神監督時代の02年以来の開幕3連勝。指揮官は「考えられない。しかも敵陣でな」と喜んだ。
横綱相撲で快勝した。ジョーンズ、ユーキリスが2打点ずつを挙げ、各打者も安打を積み重ね、計13安打7得点。「今日も昨日も、相手がこたえるような、嫌な点の取り方をしてるね」。序盤に得点して主導権を握ると、終盤に突き放し、相手の戦意をそいだ。
田中将大という大黒柱が抜け、周囲からは「大幅な戦力ダウン」との声が聞こえる。それに対し嶋はキャンプ前に「田中の抜けた穴は全員で埋める」と誓いを立てた。この3試合で、11回の得点シーンのうち、2死からの得点が6回。それぞれの打者の集中力が光る。
いざ仙台へ
オープン戦は9連勝もあって、12勝3敗2分け。「オープン戦だからとか、控えばかりだろうと、そのメンバーで勝つことが大事」と、あくまで勝負にこだわるのが指揮官の考え方。それを結果につなげ、この3連勝にもつないだ。いつも辛口な闘将が「選手は一生懸命、必死にやってくれている」と褒めた。最高の結果を手土産に、仙台へ戻る。