福知山成美4強ならず…名将退任へ
「選抜高校野球・準々決勝、履正社6‐2福知山成美」(31日、甲子園)
春夏通じて初のベスト4を目指した福知山成美は、序盤の5失点が最後まで響き、履正社の継投に2得点とかわされた。試合後、1996年から同校野球部を率いて6度の甲子園出場を果たした田所孝二監督(54)は「辞めるかもしれない。明日(4月1日)から校長になるんです」と明かし、この日での退任を示唆した。
田所監督によると、センバツ開幕直前の「19日に打診があった」ということで、これを受諾。「両立は難しい」と後任選出にも着手していたが、候補だったコーチの体調の問題もあり、次期監督未定のまま校長職に就くことが濃厚だ。
試合については「向こうのペースになってしまった。全国レベルで戦えた自信を得たが、ここから勝つチームは飛び抜けた力がいる」と振り返り、さらなるレベルアップの必要性を口にした。
また退任の時を甲子園で迎えたことについて「運命というか、幸せを感じます」と選手に対しての感謝を口にしていた。