三本松・森高1失点完投で決勝進出

 「高校野球春季香川大会・準決勝、三本松4-1丸亀城西」(2日、レクザム)

 準決勝2試合が行われた。第1試合は三本松が丸亀城西を4‐1で下した。先発の森高達也投手(3年)が、粘り強い投球で1失点完投。打線は八回、集中打で3点を奪い勝負を決めた。第2試合は、大手前高松が英明を5‐2で破った。決勝戦は、3日・13時からレクザムスタジアムで行われる。丸亀城西、大手前高松は5月3~5日に高知で行われる四国大会に出場する。

 何度もピンチを招いた。だが、一度も気持ちを切らすことはなかった。森高が粘り抜いて1失点完投。チームを勝利に導いた。

 初回以外は、毎回走者を背負った。それでも動じることはない。三回は1死満塁から主軸を迎えたが、3番・西川はスライダー、4番・岩崎には速球勝負で仕留めた。

 終盤は右打者に対し、カーブを有効に使い決定打を許さない。九回2死一、二塁から西川にフェンス際まで伸びる大飛球を放たれたが、中堅・三好が好捕。勝利の瞬間、小さく右こぶしを握った。

 「最後まで疲れはなかった。真っすぐが良かったし、粘りのピッチングができました」。ピンチになっても思い切り腕を振る。持ち味を存分に発揮した。

 森高の好投に打線が応えた。1点リードの八回、6番・中吉、7番・島田の連続適時打で3点を奪い突き放した。桑嶋監督は「大会前からどの試合も六回まで我慢比べで、後半勝負と言い続けた。その通りの試合ができた」と納得の表情。勢いに乗って春の香川の頂点に立つ。

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