DeNA3連敗…キヨシ「私の責任」
「広島2‐1DeNA」(4日、マツダ)
険しい表情だった。DeNAは3連敗で最下位。延長十一回無死一塁からの強行策が併殺となり、その裏に代わった菊地が初球をサヨナラ被弾。中畑監督は「強行してうまくいかないのも、全部、私の責任」と声を絞り出した。
2日の巨人戦で14安打した打線が、この日は沈黙した。3番梶谷、5番筒香の主軸2人が無安打5三振。逆に八回以降は毎回のピンチをしのぐのがやっとだった。「常に攻め込まれる受け身の状態だった」と振り返った。
「接戦で勝つ野球、守り勝つ野球をしたい」。そうテーマに掲げてきた今季。この日は1日の巨人戦と同じ延長の末、1‐2で敗戦。2日は打ち合いの末、大逆転負けを喫した。投打の歯車が、どこかかみ合わない。
試合後はコーチ陣を中心に、野手を集めて緊急ミーティングを敢行。悪循環を断つべく、対策を練った。「まだ5試合。バタバタする必要はない。1つ勝ちゲームをつくることで、流れをつかむことができる」。勝利を最良の薬にする。