G片岡V打!8回拙守あわや“戦犯”
「中日3-5巨人」(5日、ナゴド)
汚名返上のV打だった。3‐3で迎えた延長十回2死二、三塁。巨人・片岡は田島の直球をコンパクトなスイングで右前に運んだ。「みんながつないでくれたチャンスだったので集中して打てた。いいバッティングでした」とクールな表情をわずかに崩した。
あわや“戦犯”になるところだった。1点リードの八回2死一、三塁。谷繁の放った一、二塁間の強い打球をはじいてしまい同点となった。記録は安打だったものの「追いつくと思ったんだけど…。絶対やってはいけないプレー。準備不足でした」と猛省。「運よく(チャンスに)回ってきたので、1点取れてよかった」とホッとした様子だった。
川相ヘッドコーチは「(本人は打ったことよりも打球を)捕ってアウトにしたかったんじゃないですか」と苦笑い。ミスを取り返した男の一撃でチームは5連勝で単独首位。定位置につき、勢いはさらに加速していきそうだ。