オリ3年ぶり7連勝!西が初無四球完封
「オリックス4‐0ロッテ」(8日、京セラ)
西から始まった連勝リレーが、怒とうの勢いで2周目に突入した。1日の楽天戦(コボスタ宮城)に続く今季2勝目でチームを3年ぶり7連勝に導いた。
初回1死から2番・鈴木に右前打を許したが、二回以降は立ち直り、凡打の山を築かせた。「野手もいいプレーをしてくれて、流れに乗れた」とバックに感謝。二塁も踏ませないピッチングで自身初の無四球完封。2安打に封じ込んだ。
完封は小久保裕紀氏の引退試合だった2012年10月8日、ソフトバンク戦(ヤフードーム)のノーヒットノーラン以来、2度目。「完封は意識しなかった。去年もあと一人でホームランを打たれたこともあったし」。昨年6月2日の広島戦、無四球完封目前で丸に本塁打を浴びた試合を反省材料にし、一人一人の打者に集中した。
ディクソン、金子に続く今季3番目の完封。西は「金子さんは憧れ。僕も信頼される投手を目指したい」と身近な目標を刺激にして飛躍を狙う。
これで2011年8月28日~9月7日の9連勝以来となる、森脇監督就任後初の7連勝。同年10月4日以来の貯金6に、指揮官は「西は素晴らしいピッチング。みんないい準備をして戦ってくれた」と手放しで喜んだ。