中日・和田41歳9カ月最年長300号
「中日7‐2ヤクルト」(8日、ナゴド)
3点リードの八回無死一塁からスライダーを捉えると、中日・和田の打球らしく伸びのあるライナーで左翼席に飛び込んだ。ダメ押しの2号2ランで通算300号を飾り、和田は「打った瞬間にいったかなと思った。力みなく反応できた」と頬を緩めた。
41歳9カ月での達成は、01年に広沢克実(当時阪神)が39歳5カ月で到達した記録を抜きプロ野球最年長。しかも1809試合目での達成は、これは1978年の松原誠(大洋)の1862試合に次ぐ遅い記録だ。
和田自身は「ホームランバッターの(打球の)角度を持っていない。ホームランバッターは本塁打の打ち損じが安打。僕は安打の延長が本塁打」と分析する。それでも谷繁監督が「バットから手が離れなくなるくらい振ってきた」とたたえる努力で数字を伸ばした。