日本ハム佑、2回もたず悪夢3失点KO
「日本ハム5‐3楽天」(10日、札幌ド)
二回1死一塁。日本ハム・斎藤佑が岡島に4つ目の四球を与えると、栗山監督はたまらずベンチを飛び出し、交代を告げた。わずか1回1/3で降板。罵声すら飛び交う中、うつむきながらマウンドを降りた。
初回から制球を乱した。先頭の岡島、続く藤田に連続四球。1死一、三塁からジョーンズに中前へ先制適時打を許した。さらに1死一、二塁で枡田に右前適時打を浴び2点目を失った。「悔しいです。ストライクが入らないとピッチングにならない」とうなだれた。
斎藤佑は、先発では2011年5月8日のソフトバンク戦で1回で降板したのが最短だが、この時は左脇腹を痛めてのもの。1回1/3KOは、12年5月12日の西武戦と並ぶ自身2番目の短さだ。栗山監督は「次に生かしてほしい。抹消はしない」と反省を促した。