DeNA筒香1号逆転V弾!やっと出た
「DeNA5‐4ヤクルト」(12日、横浜)
ようやく目覚めた。DeNAが1点を追う六回、1死一塁、筒香が逆転の1号2ラン。若き大砲に待望の一発が生まれ、チームの連敗も3でストップした。本拠地初勝利に導いた22歳は「やっと勝利に貢献できた。長かった」と、安どの表情を浮かべた。
仕留めたのは、石川の初球チェンジアップ。「甘い球が来たら、初球から行こうと思っていた。自然に体が反応しました」。豪快に振り抜き、右翼席の上段まで運んだ。
開幕は5番でスタートしたが、調子が上がらず、ここ3試合は先発から外れていた。スイング始動のタイミングや足の上げ方など打撃フォームを微調整し、4試合ぶりの先発で結果を残した。
ブランコが左太ももの違和感で欠場。主砲を欠く苦しい状況で、チームを救う一発でもあった。中畑監督も「やっと出たね。これをきっかけにしてくれたら」と喜び、13日のヤクルト戦は筒香に4番を託す方針だ。期待の若武者を起爆剤に、苦境を切り開く。