李大浩、鷹移籍1号「ほっとしている」
「ソフトバンク4-1オリックス」(13日、ヤフオク)
不動の4番が会心の笑みを浮かべた。1点リードの四回。ソフトバンク・李大浩に待望の一発が飛び出した。ディクソンの甘めのカットボールを完璧に捉えた打球は、左中間スタンドの中段まで到達。今季14試合目、58打席目で飛び出した1号ソロだった。
「今までヒットは出ていたけどやっぱり1本出てほっとしているよ」。今季は3割5分を超える高打率を残しながら、本塁打だけがなかなか出なかった。それだけに、古巣オリックス相手の今季初アーチを素直に喜んだ。
古巣と初対戦した前日12日は4三振。「野球人生で初めて」と頭をかいたが、「きのうはきのう。わたしは落ち込んだりしない」。前夜は福岡市内で一緒に暮らす妻シン・ヘジョンさんや2歳の長女ヒョリンちゃんらとカルビを食べ、気分転換。1日でしっかり修正。秋山監督が「待望の一発が出たね」と目尻を下げた主砲の一発もあり、オリックスに連勝して同率首位に浮上。優勝候補のエンジンがかかってきた。