原監督G打線低迷もテコ入れは不要?

 巨人・原辰徳監督(55)が静岡への移動日となった14日、打線のテコ入れについて問われ「明日の5時半(スタメン発表の時間)になれば分かりますよ」とニヤリと笑い、「悪い時に動かすのはどうなのか」と不動心を貫くことを強調した。

 前日までの阪神3連戦での得点は2点。93打数15安打の打率・161と低迷した。甲子園では4年ぶりに阪神に同一カード3連敗を喫しても「過ぎたことはもういいんだよ」と、気持ちはすでに切り替わっていた。

 今季、大幅な打線変更を断行したのは3月30日のみ。坂本を1番から7番、阿部を5番から6番にするなど、5人の打順を変更。この時は前日に16安打を放ったが、さらなる変化を求め開幕5戦で77安打というプロ野球新記録につなげた。

 数字が示す通り、打線の状態が下降していることは事実だが、まだ焦る時期ではない。「いい時に動かしたいよね」と指揮官。今はどっしりと構え、復調の時を待つ。

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