原G悪夢の4連敗…貧打の次は投壊
「ヤクルト8‐4巨人」(15日、静岡)
貧打の次は投壊が原巨人を襲った。六回にロペスの一発で1点を勝ち越したが七回に先発・セドンが同点に追いつかれ、八回に悪夢が待っていた。勝利の方程式が崩れ、4連敗となった。
七回途中から登板したマシソンが大誤算だった。八回先頭の上田に四球を出したのをきっかけに1死満塁のピンチを招くと、畠山に痛恨のストレート四球で押し出し、失意の降板となった。後続の投手も打たれ、この回だけで5点を失った。
8試合目の登板で失点は5試合目。防御率は12・86まで跳ね上がった。背信続きの右腕は「すべてがうまくいかなかった」とガックリ。今季の失点数は「10」となり昨季の「8」を早くも超え、来日3年目でワーストとなった。
川口投手総合コーチは「マシソンに聞いて」とぶぜんとした表情。一方で原監督は「少し自信をなくしている感じかな」と首をかしげながらも「ボクの中ではまったく考えていない」と揺るがぬ信頼を口にした。
ただ、救援陣の不調は気になるところで、13日の阪神戦では山口がサヨナラ打を浴びた。4連敗は昨年5月28日から6月2日にかけての5連敗以来。最大5個あった貯金は1に減った。リーグ3連覇へ、最初の大きな試練の時が来た。