ハム上沢快挙!デビュー3連勝
「オリックス3-8日本ハム」(16日、京セラ)
最後は息切れしたが、プロ3年目の20歳とは思えない堂々とした投球だった。上沢は六回まで無安打無得点に抑えた。七回に3失点したが開幕3連勝を飾り「ゲームをつくれたことは良かった」と冷静に振り返った。
一回に2四球で1死一、二塁のピンチを招いたが、後続を打ち取った。直後には試合中ながらブルペンに入り、フォームを微調整。「いつもよりステップを狭めて投げた」という修正が効き、二~六回は一人の走者も許さなかった。
七回は「疲れはなかった」と言うが、先頭の糸井に右前打で初安打を許すと、1死後に2者連続本塁打を浴びた。「ゲーム展開が変わってくる」と反省したように、終盤の投球は今後の課題だ。ただ、今月2日に1軍デビューしたばかりの右腕の存在感は、登板のたびに増しつつある。