バレ2発で81発ペースも…燕連敗
「ヤクルト3‐5巨人」(17日、神宮)
また空砲に終わった。ヤクルト・バレンティンが今季初の1試合2発も、あえなく連敗。柵越えした8試合で2勝6敗という現状に「仕方ない。シーズンは長いから、勝つこともあれば負けることもあるよ」と語るしかなかった。
1点を追う二回無死、マシソンとの乱闘騒ぎに発展した前夜の九回に続く2打席連発の8号ソロを左中間席へ運んだ。3点を追う六回1死一塁では左越え9号2ラン。2点差の九回にはマシソンと対決。「特別な感情はなかった。なんとかチャンスをつくろうと思って打席に入った」が、ハーフスイングでの空振り三振に倒れた。
打っても白星に結び付かない悲しい現実。「ホームランにはこだわっていない。チームが優勝するために勝ちたいだけなんだ」。16試合で9発は年間81本塁打ペース。アーチを量産する主砲の叫びはチームメートに届くか。