ロッテ成瀬、完封逃すも1失点完投勝利
「日本ハム1‐9ロッテ」(25日、札幌ド)
最後の最後で完封を逃した。ロッテ・成瀬は1失点完投勝利にも苦笑い。チームトップタイの3勝目を挙げながらも「あそこまでいったら完封しないといけない」と振り返った。
12年7月以来の完封勝利は逃したが、昨年6勝止まりの左腕がエース復活を感じさせる投球を随所にみせた。制球が持ち味の左腕は内外角に制球し凡打を築く。五回までに5点の援護をもらうと「点を取ってもらって完投しないといけないと思った」。ギアを上げ、五回から八回まで無安打に抑えた。
しかし、完封を意識した九回に捕まった。1死一、三塁。ミランダの右犠飛で三走の陽岱鋼が本塁へ。一走中田もタッチアップを狙い二塁を狙うも、離塁が早く一塁へ送球され、併殺が成立。完封の望みをつないだと思いきや一瞬、得点が認められ、表情を曇らせた。
それでも伊東監督は「真っすぐの走りがよくなってきた」と評価し頼もしそうに見つめた。