ペーニャ10号!一発出ればオリ8連勝
「オリックス10‐4楽天」(26日、ほっと)
一発が出れば8連勝、首位オリックスをけん引するぺーニャ神話だ。二回2死一、三塁。豪快に振り抜いた打球は左翼席中段への特大弾となった。6試合ぶりとなる3ランはリーグ10号一番乗り。頼もしい主砲は「辛抱強くボールを見極めることができたよ」と振り返った。
力任せではなく、冷静に配球を読んだ成果だ。「1打席目はチェンジアップで三振。(二回の)2打席目はまず、内角に真っすぐ。次は真ん中へ2つ直球が来たので、次はチェンジアップと思い、それを待っていた」と4球目を仕留めた。
五回には適時二塁打を放ち、この日は計2安打4打点。打点と合わせてリーグ2冠だ。
異国の地で戦い続けるパワーの源は家族だ。右手には長女の名前「ブリアーナ」、左手には次女の名前「ウィロー」を彫ったタトゥー。1週間前、長女がインフルエンザにかかった時は寝ずに看病した。ヒーローインタビューには回復した長女を抱いて立ち、ファンに「心から愛しています」と感謝を示した。
チームは2戦連続の2桁安打2桁得点で、開幕から楽天に5連勝。貯金8は01年以来、13年ぶりだ。森脇監督は「こういうゲームは縁の下の力持ちがいるんだよ」と、打線のつながりも絡んで奪った10点を評価した。