L菊池悔し…同級生・今宮へ痛恨の1球
「ソフトバンク3‐2西武」(26日、ヤフオク)
ともに甲子園を沸かせた同級生対決が勝敗を決めた。1点をリードの5回2死一、二塁。高校時代からしのぎを削る今宮に、西武・菊池が痛恨の一打を浴びた。内寄りの142キロ直球を左越えに運ばれる逆転2点二塁打。狙った外角ではなく、甘く入った逆球だった。
7回3失点で4敗目を喫した左腕は「(五回は)長打だけは避けないといけなかった」と悔しがった。前回19日のオリックス戦では288日ぶりの勝利。復調気配だっただけに、清川投手コーチも「もったいなかった」と振り返った。
この日の最速は147キロ。それでも7回112球を投げ、一定の手応えはある。菊池は「前回(150キロ)より球速が出ない中で、粘れたのは収穫」と懸命に前を向いた。