キヨシ「いい吉兆」連敗ストップ上機嫌

 「DeNA8-4阪神」(27日、横浜)

 ファンの声援にようやく応えた。今季最多29581人が詰めかけた本拠地で、連敗を4でストップ。DeNA・中畑監督は「随分、勝ってない気分。ひとつ勝つのは厳しい」と、控えめに笑みを浮かべた。

 虎の自滅に救われた。押し出し2つを含む10四球をもらい、敵失で追加点も挙げた。大田や藤江ら、中継ぎ陣はボール先行の苦しい投球だったが、走塁ミスにも助けられ、何とか逃げ切った。

 首脳陣は流れを変えようと必死だった。攻撃時の一塁ベースコーチを小池打撃コーチから蓬莱外野守備走塁コーチに交代。“ムードメーカー枠”として飛雄馬を1軍昇格させた。勝利を飾り、指揮官は「いい吉兆かな」と、ひと息ついた。

 ただ、相変わらずの“個人プレー”も目立った。二回、1死一塁では石川が進塁打の意図が感じられない左飛。八回、無死二塁では荒波が二飛。いずれも、制球に苦しむ相手の初球を打ち、簡単に凡退した。三回、無死二塁で二ゴロを打ち、進塁打を放った中村とは対照的な姿だった。

 借金は依然として12もある。フォアザチームに徹した中村は「自己犠牲ですよ。どうやって勝とうか。それしか考えていない」と話した。模範となったベテランの姿は後輩に届くだろうか。

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