オリ球団新4月18勝!平野佳11S
「オリックス4-1ソフトバンク」(30日、京セラ)
4月としては球団新となる月間18勝を締めくくったのは、オリックス・平野佳の完璧な投球だった。リーグタイの月間11セーブ。「打線が打って先発、中継ぎがつないでくれなければできないこと。勝利に貢献できてよかった」とチームメートに感謝した。
九回のマウンドを任されると、連続三振と左飛で危なげなく3者凡退で締めた。「最後に投げているだけですから」と、ひたすら謙遜した。
平野佳につないだ佐藤達も八回を1安打無失点に抑え、日本タイの月間11ホールド。だが「記録はどうでもいい」とこだわりはない。「この3連戦がヤマ場と思っていた。全力で投げた」と普段の役割をこなしたまでだ。
金子、西ら好調な先発陣にスポットが当たることは多いが、チームが勝ち続けるのは2人の確実な仕事があってこそ。森脇監督も「後ろがいないと、勝ちは手に入りにくい。よく働いてくれた」と2人をたたえた。
今季2度目の5連勝で、2位・ソフトバンクに3ゲーム差とした。1997年10月11日以来、17年ぶりの貯金11。しかし「4月でシーズンが終わりならありがたいが、まだ始まったばかり」と、指揮官が手綱を緩めることはない。