人気ドラマのモデル、鷺宮製作所が敗退
「JABA京都大会・予選リーグ、大阪ガス4-0鷺宮製作所」(2日、わかさ)
鷺宮製作所は大阪ガスに完封で敗れこれで3連敗、決勝トーナメントへは進めなかった。TBS系ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(日曜、後9・00)のモデルと言われる同チームはすでに11月の日本選手権出場を決めており、敗戦を糧に5年ぶりの都市対抗出場を目指す。また日本新薬は阪神・榎田大樹の弟宏樹(25)が1失点完投も無援に泣き、トヨタ自動車に敗れた。
都市対抗12度出場、2007年にはベスト4入りを果たしている鷺宮製作所だが、ここ4年は出場を逃している。そして今大会、3戦全敗で京都を去ることになったが、松本孝博監督(47)に暗さはない。
先月のJABA静岡大会で優勝し、2年ぶりに日本選手権出場を決めており、その原動力は「高山、高橋、赤間ら投手層の厚み」と胸を張る。今大会は若手の底上げと「静岡で浮かれた気持ちを引き締める」という両面で「意味のある敗戦。収穫大」と話した。
チームは元マネジャーが作家の池井戸潤氏と懇意にしていたこともあり、人気小説でドラマ化された「ルーズヴェルト・ゲーム」のモデルとなった。ドラマでの4番打者の名字もずばり「鷺宮」だ。
松本監督は「話題になってますし、この注目を社会人全体のプラスにしつつ、われわれも恥じないプレーをお見せしたい」と都市対抗予選突破、全国での活躍に照準を定めていた。