G阿部「遅すぎ」今季初タイムリー
「中日5-9巨人」(3日、ナゴド)
苦しみからやっと解放された。今季、出場24試合目で待望の初タイムリー。巨人・阿部は「遅すぎるけどね。何試合かかってるんだよ」と自分に“ツッコミ”を入れ、苦笑いだ。
0‐0の一回2死満塁で左線に先制の2点二塁打。「みんなでつないでくれて、何とか僕も続いていければと思っていた」と安どの表情を浮かべた。
無類の勝負強さを誇った主砲が苦しんだ。打点は試合前の時点で押し出し四球、犠飛、4発のソロによるわずか6だった。1日に首痛が再発していたが、強行出場し6番に座った。「(首は)大丈夫なんで、試合に出させてもらっている」。意地で打ったタイムリーだった。
大黒柱が口火を切り、打線が9得点と爆発して快勝。原監督は「5、6、7(番)がつながるとビッグイニングになる。今まで何だったんだ」とニヤリ。「呼び水になるでしょう」と阿部の完全復活に期待した。ナイターで敗れた阪神と入れ替わって2位に浮上した。